macOS Ventura 13では「システム環境設定」('System Preferences.app')が「システム設定」('System Settings.app')という名称に改められ、iPadOSっぽい見た目になった。
この生まれ変わったシステム設定アプリケーションを使っていて違和感を覚えるのは、起動すると常に(デフォルトで)「外観」パネルが表示される点だ。
私はmacOSをインストールした後、外観を変更することなどめったにない。
それに比べて、頻繁に利用するのは「一般」である。「一般」は下層にさらに細かい設定項目を含んでいる。より古いmacOSではトップレベルに配置されていた各種の設定が内包されているのだ。
ユーザビリティを考えれば、デフォルトでは「一般」を表示するべきではないか?
アップルのユーザーインターフェイスデザイナーには、よりにもよって、なぜデフォルトが「外観」なのか説明してもらいたいもんである。
最初から「一般」パネルが表示されていれば、1クリックで済むところを、いちいち「外観」から「一般」に切り替えてから、さらにその下層の項目を選択するため、2クリック必要になる。余計な手間を増やすなよ。
ちなみに、iPadの設定アプリではデフォルトで「一般」が表示される。そして設定アプリを開き直すと、直前に開いていたパネルを記憶していて、それが表示される。こっちがフツーじゃないの。
どうせiPadっぽくするなら、そういうところまで、きちんと再現すればいいのに中途半端で上っ面の見た目だけ似せている。
マヌケなUI/いただけないUX、雑な作りだ。 macOS Sonoma 14.0でも改善されていない。
そもそも、MacはiPhoneやiPadとは違うのだから、いやがおうでも同じ操作方法にしようとするのではなく、デスクトップOSとしての使いやすさを追求したらどうなのだろう。
まあ、世界中で気にしているのは私ひとりだけなのだろうが、細部へのこだわりはどこいっちゃったの? アップルちゃん。
2024-09-17 文句をいったのが聞こえたのか macOS Sequoia 15.0 では、システム設定を開くと、まず「一般」が表示されるようになった。
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