macOS Sonoma 14.0にアップグレードしたらログイン画面のデザインが変わっていた。
ちなみに、macOS Ventura 13.6まではこんな感じ。
Sonomaでは、時計の表示が大きくなっている。高齢化社会の老眼人口に配慮したのかもしれない。なんだか、Windows 11っぽくなった。iPadっぽくなったというべきか?
ユーザのアイコンが小さくなって画面下段に押し込められている。しかもリスト表示ではなく直近にログインしていたユーザしか表示されない(ユーザアイコンをポイントすると他のユーザも表示される)。
そして、My最大の変更点は、
システム終了など電源関連の操作ボタンが消えていること
だ(よく見ると、画面右上のメニューになっているのに気付く)。
システム設定「ロック画面」の「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”ボタンを表示」がオフになっているのかと思い、確認したがオンのままである。
そもそも、ボタンを廃止してメニューに置き換えたのなら設定項目名を「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”ボタンを表示」ではなく、例えば「電源メニューを表示」のようにすべきだろう。
ボタンに戻して欲しいけど。
私は一般的なMacユーザに比べて、これらのボタンの使用頻度が高いので、このような変更はやめてほしいもんである。
これは推測だが、Sonomaの新機能として売り出している「息を呑むような空撮画像や水中画像」が動く壁紙になっているところを見せびらかしたいがためだけに、UIエレメントの配置をこんなふうにしたのではないだろうか。
これらの変更により、ユーザの切り替え、電源関連の操作ともに利便性が低下している。
使いやすさより見てくれ優先のデザインだ。こういうのをネットミームで「デザインの敗北」というんじゃなかったっけ(そのうちテプラで印字した操作説明を貼られそう)。
さらに細かいことをいうと、このログイン画面のボタンの並び順は macOS Catalina 10.15.7 までは確かに、
「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”」
だったのだが、macOS Big Sur 11からは、
「“システム終了”、“再起動”、“スリープ”」
に、入れ替えられている。
したがって、 Big Sur以降のロック画面設定の項目名は「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”ボタンを表示」ではなく「“システム終了”、“再起動”、“スリープ”ボタンを表示」とするのが当然だ。
まあ、世界中で気にしているのは私ひとりだけなのだろうが、細部へのこだわりはどこいっちゃったの? アップルちゃん。
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