2023-10-05

“スリープ”、“再起動”、“システム終了”ボタンを表示できない

macOS Sonoma 14.0にアップグレードしたらログイン画面のデザインが変わっていた。

ちなみに、macOS Ventura 13.6まではこんな感じ。

Sonomaでは、時計の表示が大きくなっている。高齢化社会の老眼人口に配慮したのかもしれない。なんだか、Windows 11っぽくなった。iPadっぽくなったというべきか?

ユーザのアイコンが小さくなって画面下段に押し込められている。しかもリスト表示ではなく直近にログインしていたユーザしか表示されない(ユーザアイコンをポイントすると他のユーザも表示される)。

そして、My最大の変更点は、

システム終了など電源関連の操作ボタンが消えていること

だ(よく見ると、画面右上のメニューになっているのに気付く)。

システム設定「ロック画面」の「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”ボタンを表示」がオフになっているのかと思い、確認したがオンのままである。

そもそも、ボタンを廃止してメニューに置き換えたのなら設定項目名を「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”ボタンを表示」ではなく、例えば「電源メニューを表示」のようにすべきだろう。

ボタンに戻して欲しいけど。

私は一般的なMacユーザに比べて、これらのボタンの使用頻度が高いので、このような変更はやめてほしいもんである。

これは推測だが、Sonomaの新機能として売り出している「息を呑むような空撮画像や水中画像」が動く壁紙になっているところを見せびらかしたいがためだけに、UIエレメントの配置をこんなふうにしたのではないだろうか。

これらの変更により、ユーザの切り替え、電源関連の操作ともに利便性が低下している。

使いやすさより見てくれ優先のデザインだ。こういうのをネットミームで「デザインの敗北」というんじゃなかったっけ(そのうちテプラで印字した操作説明を貼られそう)。

さらに細かいことをいうと、このログイン画面のボタンの並び順は macOS Catalina 10.15.7 までは確かに、

「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”」

だったのだが、macOS Big Sur 11からは、

「“システム終了”、“再起動”、“スリープ”」

に、入れ替えられている。

したがって、 Big Sur以降のロック画面設定の項目名は「“スリープ”、“再起動”、“システム終了”ボタンを表示」ではなく「“システム終了”、“再起動”、“スリープ”ボタンを表示」とするのが当然だ。

まあ、世界中で気にしているのは私ひとりだけなのだろうが、細部へのこだわりはどこいっちゃったの? アップルちゃん。

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